色育の教材に「みてみて。」って言う
色をじっと見て楽しむ絵本があるんですが、
この絵本を作る時に私が拘ったことがあって…
それは描き過ぎないと言うことです。
子どもたちの「想像力」を育てるには
余白が必要なんじゃぁないかなって思って。
だから、この絵本を大人の方が見たら
未完成なんじゃぁないの(笑)って思うかもしれません。
だって、絵本の中には
不思議な色付きのカタチ(想像のカタチ)と
まるで子どもが描いた生きもの(モチーフ)が
「黒い線」で描いてあるだけだから。
あれ?これなに?
と思うはずです。
小さな子どもたちは、
この絵本を、面白い。たのしい。と言ってくれるんですが…
それは絵本の中に余白があるから
溢れる想像力を使って
自由に色を入れたり、言葉を加えたりできるからだって思っています。
「生きる力」は、足し算ではなく引き算から生まれてくる。
そんな想いを込めて作ったのが「みてみて。」です。
一般社団法人 日本色育推進会
代表 志田 悦子
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