8月もあっと言う間に20日が過ぎようとしています。
ここのところ、地震や豪雨もあり被害を受けた皆さまには
心からお見舞い申し上げます。
さて、私の子ども時代の夏休みを思い出してみると
学校に行かずにのんびり過ごせる大好きな時間でした。
(ラジオ体操があり朝寝坊はできませんでしたが . . . )
また、避けて通れない夏休みの宿題もありました。
先日、小学生に「どんな宿題が苦手?」と
聞いてみたら「読書感想文は面倒くさい!!」という
答えがかえってきました。
ユーチューブや動画は夢中になって何時間でも見るのに
「本はあまり読まない。」という声も聴きます。
じつは私は読書感想文が好きでした。
それは自由に書いていいからです。
また正解がないから。
「これ間違っていますよ。」と言われることもありません。
特に好きで読んだのが「偉人伝」
図書館の一番良いポジションに並んでいて
よく目が合うのです(笑)
成功した人、有名な人、天才と言われた人も
子どものころは特に成績がよかったわけではなかった . . .
そんな話を読むと変な安堵感が生まれたものです。
また、
楽あれば苦あり。
苦あれば楽あり。
時代劇の水戸黄門の歌ではありませんが(笑)
子どもなりに、知らず知らずに
がんばれば、道は未来に続いている . . . と言う事が
細胞レベルで腑に落ちた気がしていました。
最近の課題図書を調べてみると
時代が違うこともありガラリと内容が変化した気がします。
年齢や子どもたちの心の成長にあわせて専門家の皆さんが
選んだ素敵な本なのだろうと思いますが
その中に偉人伝がないことがちょっぴり寂しい私です。
あらゆるものが進化して新しいものが大きな波となり
古いものをすべて飲み込んでしまわないように
お母さんは「小学生の時、この本好きだったのよ。」
なんて…おうちでお話してみてもいいかもしれませんね。
「私はこの本が好き」という1冊に出会える
夏休みとなりますように . . . 。
一般社団法人 日本色育推進会
代表 志田 悦子
いろいくブログは、毎月10日、20日、30日に公開中です。
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